妊娠が発覚したら、お腹の赤ちゃんのために、生活習慣を改めることになります。
特に、妊娠初期は赤ちゃんの心臓や目、手足などの重要な器官がつくられる大事な時期なのです。
では、赤ちゃんの成長をさまたげないために、どんなことに気をつけなければいけないのか・・・
まとめてみました。
お酒・タバコ
飲酒が影響を与えるものとして、胎児性アルコール症候群があると言われています。
顔面や頭蓋骨の奇形や、低体重などの発育障害、中枢神経系の障害 などが起こり得る可能性があります。
また、ADHDやうつ病などの精神的な疾患にも影響があるとされています。
胎児性アルコール症候群の治療方法はないので、妊娠が発覚したら禁酒することが望ましいでしょう。
また、タバコは流産や早産の原因になることもあるので、お酒と同様に、禁煙するのが望ましいです。
薬
妊娠4週~7週の赤ちゃんの体の原器が作られる器官形成期は、奇形を起こすかどうかという意味では最も過敏性が高い「絶対過敏期」です。この時期は薬の影響が一番出やすいので最も気をつけなければいけません。できれば服用を避けた方が良いでしょう。
また、どうしても服用が必要な場合は、医師に十分に相談し、しっかり納得してからにしましょう。
生もの
お刺身やお寿司などの生ものは、食中毒になる可能性や、水銀が含まれている可能性もありますので、妊娠中は取り過ぎないようにしましょう。妊娠中に食中毒になった場合、飲める薬が限られます。
また、嘔吐や下痢などの症状がひどい場合は赤ちゃんの発育にも影響が出てしまう可能性もあります。水銀も赤ちゃんの発育に悪い影響を及ぼす危険性があります。
カフェイン
妊娠中のカフェインの過剰摂取は、胎児の発育・健康への悪影響が指摘されています。さらに、妊娠中のママの健康にも及ぼすとも言われています。流産、赤ちゃんの発育障害、妊婦の貧血 を招く恐れがあるのです。
とはいえ、絶対に飲んではいけないわけではなく、100㎎(コーヒー1杯)までであれば大丈夫と言われています。また、ノンカフェインのコーヒーもあるので、コーヒー好きの妊婦さんにはおススメです。
ハードな運動
適度な運動は良いのですが、複数人で行うような、バレーボールやバスケットボールなどの激しいスポーツは避けるようにしましょう。
運動が原因の流産は可能性が低いと言われていますが、もしも出血や腹痛が起こってもすぐに対応できないため、妊娠中は避けたほうが安心です。
ハードな性行為
妊娠中の性行為が直接的に流産につながることは、基本的にほとんどないと言われていますが、分泌されるホルモンの影響で子宮の収縮が促されると、流産や早産につながる可能性があると指摘されています。
妊娠中の性行為は、コンドームを使用し、あまり激しく行いすぎないようにしましょう。
最後に・・
妊娠すると赤ちゃんの健康を第一に考え、今までの食事や生活を改めていかなければいけません。
あまり神経質になり過ぎず、ストレスにならないように無理のない範囲で過ごしましょう。