【不妊症】は、現代ではもう珍しいことではなくなってきました。
不妊症をテーマにしたテレビドラマが話題になったり、芸能人が不妊治療をしていることを堂々と明かすなど、
不妊症=恥ずかしいこと ではなくなり、一昔前よりも、グッと世の中に浸透してきたように思います。
時代は変わっていきますよね・・・
そこで、今現在赤ちゃんを望む妊活中のご夫婦や、将来子供を授かりたいと思ったとき自分はちゃんと妊娠できる体なのか不安な人、たくさんいると思います。
子供を望む人たちにとって、できれば自分が不妊症ではないことを願うと思います。
今回は、個人差はあると思うのですが、私なりに不妊症の原因をまとめてみました。
不妊症の定義って・・??
6組の夫婦のうち、1組は不妊症だと言われています。
不妊症の定義とは、結婚した夫婦が赤ちゃんを欲しいと思い、避妊を行わず一般的な夫婦生活を行っているにもかかわらず、1年以上赤ちゃんを授かる事ができない状態とされています。
では、不妊症の原因とされるものとは、一体どのようなものなのでしょうか・・・
なんと一番多いのは【原因不明】
病院で様々な検査を受けても、特に異常が見当たらない、という、原因不明の不妊症が、実は不妊症の原因の中で約40%と、とても多く、
まさに、女性の不妊症の原因、第一位と言えるでしょう。
不妊症は、なにかしら異常があるからなるのかな、と思っていた人も多いと思いますが、
体になんにも問題がなくても、妊娠がなかなかできないということも、実際にはとても多いのです。
【排卵障害】
原因不明が多いとはいえ、検査を受けて、なにかしら問題が見つかることもあります。
排卵障害とは、卵子が育たなかったり、排卵が正常に行われないこと、生理不順のことを言います。
若くても起こる可能性は十分にあり、その原因は、過度なダイエットや、ストレスでもなってしまうことがあります。
また、聞いたことがある人もいると思いますが、
多嚢胞性卵巣症候群 (たのうほうせいらんそうしょうこうぐん) という、
卵巣内にたくさんの未熟な卵胞ができてしまう病気もあります。
卵巣に嚢胞がたくさん出来てしまい、それらが排卵できずに、どんどん溜まっていってしまう状態が続きます。
【卵管障害】
卵管障害とは、卵管の炎症などで卵管がふさがり、周囲の癒着によって卵子の取り込みが障害されることや、
卵管閉塞という卵管の障害のことをを言います。
自覚症状がないので、心配な場合は、病院で相談してみるとよいでしょう。
【頸管(けいかん)因子】
頸管粘液量が少なくなると、精子が子宮内や卵管へスムーズに移動ができなくなります。
頸管粘液は、排卵期には透明で粘調度が増しますが、子宮頸部の炎症や手術などで頸管粘液が減少することがあります。
また、男性側に何か問題がある場合もあります。
【子宮因子】
子宮内膜の病気で受精卵の着床障害がおこります。
着床障害は、子宮奇形、粘膜下筋腫や子宮内膜ポリープなど子宮内膜の病気によりおこります。
特に子宮筋腫は30~40代の女性に多く見られます。
最後に・・
このように、不妊症は、原因不明であったり、自覚症状がない場合も考えられるので、
「もしかして不妊症かも!?」と不安に思っている方は、まずは病院に行ってみることをオススメします。
今は、不妊治療が珍しい時代ではありませんし、現代のストレスの多い社会で生活していると、妊娠するための体の機能にも悪影響もあります。若くてもです。
そして、同じように悩む人はたくさんいます。
そうやって考えると、妊娠がそれだけ奇跡的なことなのか、実感してしまいますよね。
焦らず、できることからはじめていきましょう。