私たち女性は、妊娠が発覚してからの十月十日、自分のお腹の中で赤ちゃんを育てていきます。
その間、つわりなどの辛い症状に苦しんだり、出産に向けてお腹が大きくなり、自分の体が大きく変化していきます。
女性はこの時点で、すでに母親になっているのです。
しかし、男性はと言うと、妊娠が発覚しても自分の身には何も変化がないので、父親の自覚がまだほとんどないのです。
そして、お腹を痛め何時間もかけて出産するのも女性だけです。
この大変さを男性に分かって欲しいと言っても、残念ながら無理な話です。
産まれた子供を抱っこして、そこで初めて父親になったのだと実感するのです。
このように、男性と女性では、親になったという自覚が芽生えるのに時間差がありますので、育児が始まってからも温度差が出てしまうことがあります。
なので、そんな夫に早いうちから父親の自覚を持たせ、子供が産まれたら育児に協力的ないわゆる“育メン”になるよう、育てる方法をお教えします。
やっぱり一番は「褒める」こと!
何歳になっても、褒められて嫌な気がする人っていませんよね。それに加えて、男性と言うのは女性よりも単純な生き物です。
褒めて褒めて褒めちぎってしまえば、とてもいい気分になり、要求を聞いてくれることが多いのです。
もっと効果的なのは、人前で褒めるということです。
夫の自尊心をくすぐってもっともっとやる気にさせちゃいましょう。
男性って、女性よりも鈍感なので、言われなければ何をしたらいいのかわからない人も多いです。なので、頼むときは具体的に指定してお願いしましょう。
例えば、「おしっこしたみたいだから、申し訳ないけどオムツ変えてもらえないかなぁ?ちょっと手が離せなくて~…」
「ミルク作ったよ~、ちょっとあげてみてくれないかなぁ?パパがあげたら○○(子供)も嬉しいよ~!」
など、相手を気づかいながらも、やって欲しいことをやんわりと伝え誘導しましょう。
同じことを頼むにしても、言い方で印象はだいぶ変わりますよね。ゆったりとした口調で、語尾を優しめにして話すのが効果的です。
子供に「パパ」とたくさん呼ばせる
いくら父親の自覚がない男性でも、自分の子どもから「パパ~あそぼ~♪」なんて言われたら、可愛くて仕方がないですよね。
なので、子供には、「パパ」という言葉を早く覚えさせ、たくさん呼ばせるようにしていきましょう。
子供が自分に懐いてくれると、夫も子供との時間をたくさん作ろうという気持ちが高まります。
妊娠中から一緒に検診に行ったり育児本を見る
夫にもっと早い時期から父親の自覚を持たせたいのであれば、早めに動き出すのも手です。
妊娠が発覚したら、検診にはできるだけ夫も連れて、一緒にエコー写真をみたり、先生のお話を聞くようにしましょう。
つわりが辛いときは背中をさすってもらったり、お腹が大きくなったらたくさん触ってもらうなどして、辛いときは助け合い、赤ちゃんの成長を一緒に感じましょう。赤ちゃんの状態を一緒に共有し、夫婦で同じペースであることが大切です。
また、育児本を買い、夫にも一緒に読んでもらい、「子どもが産まれたらこんなことをしようね!」という話をしながら楽しく育児を学んでもらいましょう。
可愛い育児グッズを一緒に買いに行く
妊娠が発覚したら、夫も一緒にベビーグッズが売っているお店に行って、肌着や哺乳瓶を一緒に選ぶのもおすすめです。お店に行くと、可愛いものがたくさん並んでいますよね。
「これも着せたい、あれも可愛い!」などと、テンションも上がります。夫もおなじように感じることで、自分にはもう少しで子どもが産まれるんだ、という気持ちを高めることが出来ます。
やってもらったら感謝の気持ちを伝える
夫も慣れない育児に最初は悪戦苦闘するでしょう。そんな中でも協力的になってくれると嬉しいですよね。なので、「ありがとう!」や「本当に助かったよ」という感謝の気持ちは必ず口に出して伝えましょう。それだけでも、夫としては報われますし、次もがんばろう!という気持ちになります。
育児とは・・
どうしても男性は仕事が優先になってしまい、育児は女性の仕事という認識がまだ強いですよね。
しかし、子供は二人の子供です。子育ては二人で協力して育てていくものです。大変なのはお互い様なのですから、「どうして私ばっかり!」と思う前に、夫の育児への関心を高めるように行動してみたり、やって欲しいことは素直にお願いしてみましょう。夫が育メンになるか、ならないかは、妻の腕次第なのですよ。