こども

母親と父親、それぞれが子どもに与える影響とは

子供に与える父親と母親の影響

そろそろ赤ちゃんが欲しいなと思っている方、すでにお子さんがいる方。
子供には「母親」と「父親」がいるわけですが、それぞれ子供に与える影響ってどのようなものがあるかご存知ですか?
それぞれにちゃんと役割りがあるのです。

日本では古くから子育ては母親の仕事という考えが根強いですが、子供は父親から学ぶこともたくさんあります。
子供にとっては二人とも自分の親です。子育ては父親と母親それぞれが、それぞれの役割をしっかりと果たしながら、協力していくものです。

これから子育てが始まる方、子育て中の方はぜひ参考にしてみてください。

母親の役割とは・・・

母親の役割

女性は出産後、脳やホルモンの作用により、子供を無条件に愛する「母性」が芽生えます。
それは産まれたばかりのまだ何もわからない赤ちゃんを、大きな愛で包み込むあたたかいものです。
それは子供に安心感をたくさん与えます。
赤ちゃんはまだ話せない小さな頃から、なにかあればまず母親を求めます。なによりも先に母親を求めるのです。
それは「この人は味方だ、助けてくれる人だ」と、無条件に母親のことを信用しているからです。
なので、母親は父親よりも子供にとってより身近な存在であり、一緒に過ごす時間も多くなります。
母親はいつも子供に寄り添い、子供の変化に一番最初に気が付き、何か困っていれば優しく手を差し出して助け、いつも味方でいながらも、間違ったことをした時は正して教える、という、0の状態の赤ちゃんに、1から人間と言うものの在り方を一番身近にいながら教えていきます。
母親がそのように接していくことで、「お母さんはいつも味方でいてくれる。守られているんだな」と安心して生活していけるようになります。
特に0~3歳までの時期は母親の影響がとても大きいのです。

では父親の役割とは・・・

父親の役割
父親は母親と違い、いつも一歩離れたところから、子供に対して言葉よりも行動、つまり背中で物事の善悪や、社会性を教えていく存在です。
社会に出るようになり、親以外の人と関わるようになってからは父親の影響大きくなります。
母親のようにいつも近くで見ているわけではありませんが、いざというときはガツンと叱ったり、決断すべき場面ではバシっと最終的に決めるのは父親の役割です。
また、子供を叱る場面では、母親と父親が同じことを言っても、父親から言われた方が子供にとっては重みがあり、胸に響きます。子供にとっては母親より緊張感のある存在です。
しかし、例えば運動会で1位を取った時には母親に褒められるよりも、父親に褒められ認められたほうが子供にとっては自信になります。
心のどこかでは、父親に認められたい!という気持ちが大きいのです。
なので、なにか頑張った時は、父親が「よく頑張ったな!」と褒めてあげましょう。
そうすることで、自己肯定感をもった子に育ちます。
たくさんの言葉は交わさなくても、子供はちゃんと父親の背中を見て育ちますので、子供の憧れになれるように、子供のお手本という自覚を持ちましょう。

父親と母親が仲良く、家庭の雰囲気がよいことが一番

育児は二人でするものですが、子供がまだ小さいときはどうしても母親の負担の方が大きくなってしまいます。
それが続くと、母親は育児疲れになり、最悪の場合は鬱になってしまうこともあります。
そんな雰囲気は小さい子供にも伝わってしまうものです。
なので、父親は母親のフォローをすることを忘れないようにしましょう。
「いつもありがとう。たまには息抜きしておいで」という些細な言葉ですが、育児奮闘中の母親にとってはホッと救われるものです。
育児は“女がやって当たり前”という考えは家庭の雰囲気を悪くしてしまい、子供にも悪影響なのでやめましょう。
父親と母親が仲がいいことは、子供の情緒も安定し、愛情を感じて育つことにつながりますよ。