結婚後、男性はそれまでと変わらない働き方を続ける人が多いと思いますが、女性はどうでしょうか。
昔は結婚したら家庭に入るという女性が多く、専業主婦となる人が多かったのですが、最近は女性の社会進出化が進みバリバリ働く女性も増え、共働き家庭も増ました。
いくつか選択肢があると思いますが、仕事と家庭の両立は大変ですから、自分に合った働き方を見つけたいですよね。
結婚後に仕事を続けるかどうか。結婚後の働き方をぜひ参考にしてみてください。
専業主婦になるという選択
専業主婦のメリットは、時間に余裕がうまれ、心に余裕をもって家庭のことに専念できることです。
いつも家族のために、部屋を綺麗し、栄養のある献立を考えあたたかいご飯をつくって出迎えることも立派な妻としての仕事です。家庭を任せられるので夫も安心して仕事に集中できるはずです。
また、将来子育てをする際にも、子どもの側にずっといることができるので、必然的に子供と一緒に過ごす時間が多くなり、小さな成長を見守ることができます。
小さな子供にとってもお母さんがいつも近くにいてくれるほうが何かあったときにも安心ですよね。
しかし専業主婦は、仕事をしていた時と比べると、社会とのつながりが薄くなります。
悪いことではないのですが、視野がどうしても家庭内の狭いところだけになってしまうので、会話の内容が夫や子どもの話だけになりがちです。
そして現実的な問題としては、世帯収入が少なくなるということです。
夫の収入がよっぽどよい場合を除くと、やはり共働きの方が金銭的には楽になります。
また、自分で自由に使えるお金も少なくなるので、欲しいものを我慢しなければいけないこともあるでしょう。
専業主婦の仕事を年収に換算すると320万円程という結果がありますが、実際にはほぼ無償で家族のために働くようなものです。
今まで通りフルタイムの仕事を続けるという選択
結婚後も仕事を辞めず、そのまま同じ職場で働きつづけるという人もいると思います。
近年では女性も役職を持ち、リーダーとして上に立ち活躍する人も増えました。仕事にやりがいを感じキャリアを積んできたのに、結婚を機に辞めてしまうのはとてももったいないことですよね。
自分でもバリバリ働く女性はかっこいいですし、世間とのつながりも濃く、会話の幅も広がります。
また、正社員の場合はボーナスもありますし、子どもができたときも産休や育休制度を使い、一度仕事を離れても、また復帰することができるのは大きなメリットですよね。
そして専業主婦に比べて収入源が2つになるので、世帯収入も増え、万が一夫に何かあった時にもリスクは少なくなります。
自分でつかえるお金も増えますし将来のため貯蓄もできるでしょう。
しかし、仕事と家庭の両立は思っている以上に大変でストレスも溜まりやすいです。
特に、「私だって働いてるのに・・・」と、夫に不満をもちやすくなるでしょう。
しっかりと家事の役割分担をして、夫にも積極的に家事を手伝ってもらうことが大事になってくると思います。
時短(パート)で働くという選択
結婚後は、家庭のことを優先させるために時間や日にちを減らして夫の扶養内で働くという選択もあります。
専業主婦とフルタイム勤務の間をとることで、家庭のことをしっかりやりつつも、気晴らしに少し働きたい、世間と全く離れてしまうのは不安という場合や、収入を完全に夫に頼るのは申し訳ないから自分のお小遣いや子どもの習い事代くらいは働きたいという人にはおすすめです。
子どもが少し大きくなってきて、子供が学校に行っている間パートに出るという主婦も多いですよね。
しかし、パートというのはあくまでもお手伝いさんなので、仕事に対してやりがいを求めたり、責任のある立場を経験してきた人には物足りなく感じてしまうかもしれません。
特にこだわりがない場合は、ストレスも減り気楽に働くことができるでしょう。
それぞれのメリット、デメリットを考え、自分にはどんな働き方が合っているのかを考えてみましょう。
男性は結婚後大きく変わることはあまりないけれど、女性は妊娠や出産、子育てなどで大きく人生が変化していきます。
その後の人生にも関わってくる大事なことだと思いますので、しっかりと自分に合った働き方を選択していくことがベストですよね。